フェド杯代表で世代交代 クルム伊達は外れる「森田中心に戦う」

[ 2013年4月2日 17:07 ]

 日本テニス協会は2日、女子国別対抗戦のフェド杯ワールドグループ1部残留を懸けたスペイン戦(20、21日・バルセロナ)の代表として、森田あゆみ(キヤノン)土居美咲(ミキハウス)奈良くるみ(大産大)に初選出の25歳、青山修子(近藤乳業)を加えた4人を発表した。42歳のクルム伊達公子(エステティックTBC)は外れた。

 村上武資監督はクルム伊達を外した理由について「これまで彼女に頼っていたが(2月の)ロシア戦での森田の活躍を見て切り替える時期だと思った。これからは森田を中心に戦う。シングルスの2番手は土居と奈良で競わせる」と世代交代を進める考えを示した。日本は2月の1部1回戦でロシアに2勝3敗で敗れ、スペインとの入れ替え戦に回った。

 クルム伊達は2010年に14年ぶりの代表復帰を果たし、若いメンバーを支えてきた。だが、けがが多く、アキレスけんを痛めた2月のロシア戦ではシングルスで2敗。指揮官はベテラン頼みから脱却する時期と決断し「(起用が)あるかどうか分からない状況で呼ぶのは失礼」と話し、控えやダブルスでの起用という選択を取らなかった。(共同)

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2013年4月2日のニュース