IOC マドリードを評価「理念改善」と委員長 

[ 2013年3月22日 08:04 ]

 【マドリード共同】2020年夏季五輪招致を東京などと争うマドリードへの4日間の現地調査を終えた国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会のリーディー委員長は21日、記者会見し、12年、16年に続く3大会連続となった五輪招致について「前回の計画を基礎として理念は改善された」と評価した。

 スペインの深刻な経済危機がもたらす影響については「招致委員会は今後経済が改善していくとの考えを明確に提示し、われわれはそれを報告書に盛り込む」とし、踏み込んだ見解は示さなかった。市内が76%、全国で81%だった地元の開催支持率は「招致が市民にとって重要であることの明確な証拠となった。非常に明るい材料だ」と高い水準との認識を示した。

 続いて記者会見したボテヤ市長は「調査には非常に満足している。招致レースで他の都市より先にゴールできるよう最善を尽くす」と話した。

 現地調査は今月上旬の東京に続いて2都市目で、24日からは最後のイスタンブールを調査する。評価委がまとめる報告書は、開催都市を決める9月7日の投票でIOC委員の参考資料となる。(共同)

続きを表示

2013年3月22日のニュース