中部電力 五輪出場枠獲得ならず…スキップ藤沢「力不足」

[ 2013年3月22日 06:00 ]

カナダ戦で、スイープ中にストーンの方向を確認する中部電力の市川。左は松村

 ソチ五輪の出場枠が懸かるカーリング女子の世界選手権第6日は21日、ラトビアのリガで1次リーグを行い、中部電力の日本はカナダに4―8で敗れて4勝6敗となり、上位4チームによるプレーオフ進出がなくなった。日本は最終戦で中国に勝っても5勝6敗。スコットランド、スウェーデン、カナダ、ロシアがすでに6勝以上しており、これを上回れない。今大会での日本の五輪出場枠獲得は消滅した。

 後がない日本は世界ランク2位の強豪カナダにも完敗した。4連敗で4強入りの望みを断たれた。スキップの藤沢は「相手はショットが安定していて隙がなかった。力不足。ベスト4を目指してきたので残念」と肩を落とした。

 相手の正確なショットとパワーになすすべがなかった。「こちらがカバーを決めても、すぐにいいショットを決められ、精神的にガクッときた」と藤沢。得点につながる石を守るように配置した石を簡単にはじかれ、ことごとく戦術を崩された。唯一の見せ場は1―7で迎えた後攻の第8エンド。藤沢が最終ショットで相手の石を一度に2つハウス外にはじくダブルテークアウトを決めて3点を奪った。だが、時既に遅し。第10エンド途中にギブアップした。

 日本の五輪出場枠獲得は12月の五輪最終予選に持ち越された。

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2013年3月22日のニュース