美香 課題浮き彫り9位「グリーン周りが…」

[ 2012年10月15日 06:00 ]

最終ラウンド、8番でティーショットを放つ9位の宮里美香

USLPGAツアーサイム・ダービー・マレーシア最終日

(マレーシア・クアラルンプール クアラルンプール・ゴルフ&カントリークラブ=6208ヤード、パー71)
 4位から出た宮里藍(27=サントリー)は72、6位から出た宮里美香(23=NTTぷらら)は71でともに通算7アンダーで9位にとどまった。賞金ランキングトップの朴仁妃(パクインビ)(24=韓国)が67をマークして通算15アンダー、269で今季2勝目を挙げ、賞金28万5000ドル(約2200万円)を上積みした。上田桃子(26=フリー)は73で通算2アンダーの29位に終わった。

 世界を見据える宮里美にとって、修正ポイントが浮き彫りとなった最終日だった。「グリーン周りが課題。本当にもったいなかった」と悔やむ終盤の崩れだ。

 3つ目のバーディーを奪った直後の13番で約5メートルを3パットしてボギー。グリーンの速さに迷いが生じ、リズムが狂った。14番パー4では第1打を深い右ラフに打ち込んだ後、4打目のアプローチが寄らずダブルボギーとなって後退した。

 「砂を含んだグリーンに対処するためには、アプローチにしてもバリエーションが必要」。9月の全英リコー女子オープン選手権では正確な寄せを武器に4位に食い込んだが、今大会は攻めの引き出しが足りないことを痛感する結果となった。

 次戦は26日開幕の樋口久子・森永製菓ウイダー・レディース。「日本では結果が求められる。いいゴルフを見せたい」と話した。

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2012年10月15日のニュース