早大 初めて筑波大に2年連続黒星 王座奪還へ暗雲

[ 2012年10月15日 06:00 ]

<筑波・早稲田>後半35分、筑波・藤田が逆転トライを決める

関東大学ラグビー対抗戦 早大7-26筑波大

(10月14日 秩父宮)
 対抗戦Aグループは1試合を行い、2季ぶり優勝を狙う早大は筑波大に7―26で敗れて今季初黒星を喫した。早大は後半12分に7―5とリードしたが、35分に逆転トライを奪われると、38、42分と立て続けにトライを決められた。筑波大には33年ぶり2度目の敗戦だった昨年(7―21)に続いて初めて2年連続で敗れた。敗戦した78、11年は対抗戦と大学選手権でいずれも優勝を逃しており、王座奪還の道のりは険しくなった。

 覇権奪回を狙う早大は完全に力負けだった。2点リードの後半35分。ハーフウエーライン付近でCTB布巻(2年)がノックオンでボールを失い、それを機に逆転を許した。残り5分までは前に出る防御でしのいだが、フランカー金(3年)は「あのトライで完全に気持ちが切れてしまった」とうなだれた。攻撃でも、FWのモール攻撃による1トライだけ。今季から就任した後藤禎和監督(45)は「優勝から遠ざかって、選手は自信を失っている。試合中もおどおどして余裕がない。自信を取り戻すために(11月3日の)帝京大に勝つ」と必死に前を向いた。

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2012年10月15日のニュース