笑顔晴れ晴れ　日馬富士「毎場所毎場所優勝したい」

横綱昇進の伝達式を終え、若手力士に担がれポーズをとる日馬富士

第７０代横綱・日馬富士誕生

　やや緊張気味の伝達式を終えた新横綱日馬富士は記者会見で、晴れ晴れとした表情で意欲を口にした。

　―今の心境は。

　「今までよりもっと努力しようという気持ちが強くなった。この２日間は夢のようだった」

　―口上への思いは。

　「親方、おかみさんと３人で相談して決めた。自分らしい言葉であいさつできた。全身全霊という言葉はすごく重みがあり、素晴らしい言葉だ」

　―長い道のりだった。

　「（横綱は）遠い、遠い夢だった。本当にいい運命だと思う。自分はいい方々に支えられて今がある。少しでも恩返しをすることができてうれしい。感謝、感謝です」

　―角界の看板になる。

　「（力士の）皆さんの見本になれるように、ファンの皆さんに感動と勇気を与え、相撲をもっと好きになってもらえればいい。それが僕の役目。ちゃんとした生き方で歩いていきたい」

　―今後の抱負を。

　「毎場所毎場所優勝して、いろんな記録をつくって、相撲協会のために盛り上げていきたい。一日一番。自分らしく頑張る」