森田あゆみ “グラフの後継者”に敗れる また2回戦の壁

[ 2012年9月26日 06:00 ]

シングルス2回戦でケルバーに敗れた森田

 女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン第3日は25日、東京・有明テニスの森公園で行われ、シングルス2回戦で世界ランキング79位の森田あゆみ(キヤノン)は、同6位で第5シードのアンゲリク・ケルバー(ドイツ)に3―6、4―6で敗れた。ダブルス1回戦ではクルム伊達公子(エステティックTBC)荘佳容(台湾)組がドイツ選手とチェコ選手のペアに10点先取制のマッチタイブレークの末に敗れ、今大会の日本勢は全員が姿を消した。シングルスで第1シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)や第2シードのマリア・シャラポワ(ロシア)は3回戦に勝ち進んだ。

 森田は昨年同様に2回戦の壁を破れなかった。それでも「第2セットの後半はやろうとしたプレーができた。(最近では)一番いい内容の試合だった」と表情は明るかった。「グラフの後継者」とも言われるドイツのエースと互角に打ち合う場面もあったが、要所では、まだトップ選手と差があるのも事実。第10ゲームの30―30の場面では有利に展開してネットに詰めたが、ケルバー会心のショットで抜かれた。森田は「大事な場面であの凄いショットを打てるのが勝つ要因。私も今のテニスを続ければ先が見えてくるはず」と語った。

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2012年9月26日のニュース