迫力戻った!婚約解消のシャラポワ、2年ぶり16強

[ 2012年9月2日 06:00 ]

女子シングルス3回戦を突破したシャラポワ

テニス全米オープン第5日

(8月31日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 女子シングルス3回戦で全仏オープン覇者で第3シードのマリア・シャラポワ(ロシア)がマロリー・バーデット(米国)を6―1、6―1で退け、2年ぶりに16強入りした。第1シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)や昨年優勝のサマンサ・ストーサー(オーストラリア)も4回戦進出。男子シングルス2回戦では2連覇を目指す第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)や今大会限りでの引退を表明した元世界ランキング1位のアンディ・ロディック(米国)が勝った。

 シャラポワはバーデットに1時間足らずで圧勝し、貫禄を示した。芝で行われたロンドン五輪シングルスで銀メダル獲得後、胃炎でツアー大会を欠場したが、本来の迫力を取り戻した。久々のハードコートでの戦いに「逆に、より集中して最初から攻撃的にいこうと思えている」と自信を見せた。

 試合後には2年前に婚約した元NBA選手、ブヤチッチ(スロベニア)との破局を発表した。破局は今春だったと明かしたが、「お互いに思い切った決断だった。素晴らしい時間を共有したし、今でも友人として連絡を取っている」と、表情は晴れ晴れとしていた。5~6月の全仏で優勝し、4大大会全制覇を成し遂げたシャラポワは、注目を集める結婚については「まだ何年もチャンスがあるわ」と強気に話した。

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2012年9月2日のニュース