柔道男子73キロ級 高橋メダル逃すも「精いっぱいやった」

[ 2012年9月2日 06:00 ]

 ロンドン・パラリンピック第4日は1日、五輪スタジアムなどで行われ、8月31日の第3日は、柔道(視覚障害)で男子73キロ級の高橋秀克(埼玉県)が3位決定戦でロシア選手に敗れ、メダルを逃した。女子57キロ級の米田真由美(東京都)は1回戦で敗れ、負傷のため敗者復活戦を棄権した。競泳では、日本選手団旗手を務めた男子100メートル自由形(視覚障害S11)の木村敬一(東京都)、同50メートルバタフライ(運動機能障害S7)の江島大佑(京都府)がともに5位となった。同100メートル背泳ぎ(知的障害)の長尾智之(東京都)は8位。陸上男子走り幅跳び(切断などF42、44)の山本篤(大阪府)は5位だった。

 柔道(視覚障害)の男子73キロ級。高橋は3位決定戦で敗れたが「精いっぱいやった。素晴らしい舞台に立てて本当によかった」と晴れやかな表情だった。1回戦は送り襟絞めで快勝。2回戦で敗れて臨んだ敗者復活戦でも、片羽絞めで一本勝ち。だが、3位決定戦で力尽きた。42歳の高橋は20年以上も柔道教室で小中学生に指導を続けている。惜しくもメダルを逃し「子供たちにメダルを見せてあげたかった。指導は続けていきたい」と話した。

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2012年9月2日のニュース