柔道・正木「ほっとした」金メダル 平泳ぎの中村は銀

[ 2012年9月2日 08:25 ]

男子100キロ超級で獲得した金メダルを掲げる正木健人

 ロンドン・パラリンピック第4日は1日、五輪スタジアムなどで行われ、柔道(視覚障害)の男子100キロ超級決勝で正木健人(兵庫県)が王嵩(中国)に一本勝ちして金メダルを獲得し、今大会の日本選手のメダル第1号になった。競泳男子100メートル平泳ぎ(運動機能障害SB7)決勝では中村智太郎(和歌山県)が銀メダル。

 柔道男子100キロ級の北薗新光(兵庫県)は2回戦で敗れ敗者復活戦に回ったが、ブラジル選手に敗れた。競泳男子50メートル自由形(視覚障害S11)決勝では、開会式で旗手を務めた木村敬一(東京都)が5位となった。陸上男子200メートル(切断などT44)予選では、ロンドン五輪にも出場したオスカー・ピストリウス(南アフリカ)が21秒30の世界新で決勝に進んだ。

 ▼正木健人の話 ほっとしている。柔道チームにメダルがなかったので自分が何とかしようと思った。このメダルは今までで一番重く感じる。

 ▼中村智太郎の話 メダルは率直にうれしい。ここまでこられたのは周りの声援とコーチのおかげ。ただ、自己ベストじゃないので完璧にうれしいとは言えない。

 ▼北薗新光の話 情けない。悪いところしかなかった。今は何も考えられない。自分の努力不足だった。

 ▼ピストリウスの話 世界新記録を出せるとは全く予期していなかった。本当に興奮している。(五輪に出て)パラリンピックでのパフォーマンスに支障は出ないのかと言う人もいたが、彼らが間違っていたと証明できた。(共同)

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2012年9月2日のニュース