細川「ビックリした」“アリの巣”翌日はホールインワン

[ 2012年9月1日 06:00 ]

2番でホールインワンを達成した細川和彦は使用したクラブとボールを手に笑顔

男子ゴルフツアー フジサンケイ・クラシック第2日

(8月31日 山梨県富士河口湖町 富士桜カントリー倶楽部=7437ヤード、パー71)
 アリの巣の次はカップにすっぽり!細川和彦(41=茨城GC)が自身ツアー2度目のエースで、通算2アンダーの6位に浮上した。アリの巣にボールがはまった前日に続いて、まさかの一打で首位と3打差の好位置につけた。72で回った石川遼(20=パナソニック)は通算3オーバーの63位で2週連続の予選落ち。プラヤド・マークセン(46=タイ)と金亨成(32=韓国)が通算5アンダーで首位に立った。

 今週は何かを起こす男だ。初日は18番でアリの巣につかまり、さらに手引きカートが脱輪するアクシデントにも見舞われた細川。「まだ何かあるかな」と笑っていたら、本当に「何か」が起きた。2番パー3、6Iで放った完璧なドローボールはカップに向かって一直線。98年カシオ・ワールド・オープン以来となる自身2度目のホールインワンに「ビックリした!目の悪い自分でもさすがに見えた」と大喜びだった。

 夏場に強い“夏男”。じりじり突き刺す夏の日差しは去ったものの、じりじり焼けたハリの力が昨秋痛めた右膝を支えている。今大会前にツアーのフィットネスカーで、熱したハリを刺す「焼きバリ」治療を施された。おかげで起伏のあるコースでも膝は持ちこたえている。「この勢いであと2日いきたいね。あしたは何か起きるのかな」。自身にふりかかるアクシデントを楽しむ余裕が、細川にはあった。

 ▼1位・金亨成 ここは標高が高いので、いつもより1クラブ番手を下げて距離感だけ合わせた。6オーバーから(首位は)半端じゃないです。(前日は7番までに6オーバー。2週連続優勝へ驚異の盛り返し)

 ▼3位・宮本勝昌 まだまだ若いね。不惑じゃなくて惑わされてばかり。(73で首位陥落)

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2012年9月1日のニュース