稀勢の里 琴奨菊に11連勝「筋肉目覚めてきた」

[ 2012年9月1日 06:00 ]

琴奨菊(右)を激しく攻める稀勢の里

二所ノ関一門連合稽古

 大相撲の二所ノ関一門が31日、東京都江東区の高田川部屋で連合稽古の2日目を行い、秋場所(9日初日、両国国技館)で初優勝を狙う稀勢の里(26=鳴戸部屋)が琴奨菊(28=佐渡ケ嶽部屋)との日本人大関対決で11連勝するなど、15勝1敗と存在感を見せた。

 同じ「左四つ」を得意とする日本人大関2人だが、この日は稀勢の里が圧倒した。四つに組んでも先に攻めて寄り切り、相手が焦って前に出てくればタイミング良く引き落とし。前日は琴奨菊に対して7勝5敗と不完全燃焼だっただけに「筋肉が目覚めてきた」と表情は明るい。大関昇進前に6連敗するなど苦手だった相手だが、昇進後は3勝1敗。昨年急逝した先代鳴戸親方(元横綱・隆の里)の「稽古場から全力」という精神を胸に苦手意識を払しょくした様子だ。

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2012年9月1日のニュース