ロクテ 高速水着禁止以降最速V!フェルプスが2位

[ 2012年6月27日 06:00 ]

400メートル個人メドレーでゴール後にタイムを見つめるロクテ(左)とフェルプス

 競泳の米国五輪代表選考会が25日にネブラスカ州オマハで開幕。男子400メートル個人メドレーではライアン・ロクテ(27)が10年に高速水着が禁止されて以降最速となる4分7秒06で優勝。この種目の世界記録保持者で、ロクテに対し02年以来、9連勝していたマイケル・フェルプス(26)は0秒83差の2位で五輪切符を獲得した。

 両者は7種目にエントリーしており、このうち6種目で直接対決が実現する。ライバルに先勝して3度目の五輪出場を決めたロクテは「最初のレースはいつも難しいが、リラックスして泳げた」と余裕をのぞかせた。

 昨年の世界選手権(上海)ではロクテの2戦2勝。現在の力量からすれば米国の“二番手”は当然の結果で、フェルプスにも「タイムには満足」と悲壮感はなかった。なおどちらの記録も萩野公介(17)が4月の日本選手権でマークした今季世界最高(4分10秒26)を上回っており、ロンドン五輪でもこの2人が優勝争いを繰り広げそうだ。

 ▽男子400メートル個人メドレー決勝 (1)ロクテ4分7秒06(2)フェルプス4分7秒89(3)クレアリー4分9秒92

 ▽男子平泳ぎ準決勝1組 (1)ハンセン59秒71(2)ウェルツ1分0秒20(3)シャントー1分0秒27

 ▽同2組 (1)ガングロフ1分0秒22(2)コーデス1分0秒53(3)アレクザンドロフ1分0秒75この2人が優勝争いを繰り広げそうだ。

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2012年6月27日のニュース