琴欧洲 驚異的回復!1カ月前に骨折も精力的稽古

[ 2012年6月27日 06:00 ]

若い衆と稽古する琴欧洲

 右足甲を骨折していた大相撲の大関・琴欧洲(29=佐渡ケ嶽部屋)が驚異的?な回復を見せている。名古屋場所(7月8日初日、愛知県体育館)に向けて26日、愛知県一宮市の宿舎での本格的な稽古を再開。幕下以下の力士と10番以上連続で相撲を取るなど1カ月前に骨折で休場した力士と思えない復調ぶりを見せている。

 琴欧洲は夏場所千秋楽の優勝が懸かった栃煌山との取組を「右足根骨じん帯損傷」との診断書を提出して休場。その後、精密検査を受けて右足甲の骨が複数本折れていたことが判明し、超音波や高圧酸素カプセルで治療を続けていた。この日の稽古後に琴欧洲は「全然順調じゃないよ。まだ痛い。でも場所に向けて稽古はやらなきゃいけない」と危機感を募らせたが、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)は「大丈夫。やるからには優勝を目指さないと」と問題なしを強調。関取衆との稽古再開についても「本人と相談してあす(27日)にでもやらせたい」と話し、史上5位タイの在位39場所となる古参大関の“甘え”を許さないつもりだ。

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2012年6月27日のニュース