難敵・中国と同ブロックも…吉田「勝てる、燃える」

合宿で調整する女子５５キロ級の吉田

　女子レスリングの国別対抗戦Ｗ杯は２６日、東京・国立代々木競技場で開幕する。２５日には１次リーグの組み合わせ抽選と計量が行われ、第１シードの日本はウクライナ、米国、中国と対戦することになった。

　最大の難敵は０７年以降大会５連覇中の中国だ。栄和人監督は「できれば中国は別ブロックに行ってほしかったんですが…。厳しい組み合わせ」と苦笑いを浮かべた。総当たりの１次リーグ１位が決勝に進むため０６年以来６年ぶりの覇権奪回を目指すためには勝利が絶対条件。今大会主将を務める５５キロ級の吉田沙保里（２９＝ＡＬＳＯＫ）は「一人一人が力を出し切れば勝てる。国内で応援されて燃えると思う」と気合を込めていた。