2日間で14バーディー!藤田、単独首位に浮上

[ 2012年5月26日 06:00 ]

ギャラリーの歓声に応える藤田

男子ゴルフツアー ダイヤモンド・カップ第2日

(5月25日 千葉県木更津市 ザ・カントリークラブ・ジャパン=7199ヤード、パー72)
 今季2勝目を狙う藤田寛之(42=葛城GC)が単独首位に浮上した。10番のボギーで先週から続けていた連続ノーボギー記録は65ホールで途切れたが、これまでの自己記録を更新して8バーディー、1ボギーで65のビッグスコア。大崩れしないゴルフで通算13アンダーまでスコアを伸ばし、2週連続優勝を狙う2位のJ・チョイ(28=米国)に3打差をつけた。

 この日の8つを加えて2日間のバーディー数は14。同じ芹沢門下の弟弟子、宮本と並んで出場選手中トップの数字だ。しかし、2人の間に6打差もついた理由はボギーの数に他ならない。「ゴルフのタイプが違いますからねえ」と藤田は自信たっぷりに笑った。10番でグリーン奥のグラスバンカーにつかまってボギーを叩くまで、先週の第2ラウンド途中からの連続ノーボギーは65ホールに達した。歴代トップの横田真一(83ホール)には及ばない歴代13位だが、60ホールの自己記録は更新。「更新したなら、いいんじゃないですか」と素直に喜んだ。4日間の最多バーディー獲得選手には100万円の副賞も設けられているが、「狙ってます」という宮本とは対照的に藤田はその存在すら知らなかった。「目先の現金はダメですよ。僕が欲しいのはそういうものじゃない」。無邪気な弟弟子に苦笑いしつつ、兄弟子はただ優勝だけを見据えた。

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2012年5月26日のニュース