兄弟子の“力水”で新弟子検査通過 体重ぎりぎり67キロ

[ 2012年4月27日 21:02 ]

 27日に東京・両国国技館で実施された大相撲の新弟子検査で、宮沢貴真(16)=新潟県出身、湊部屋=が大量の水を飲む涙ぐましい努力の末に、体格基準ぎりぎりの体重67キロでクリアした。身長は184センチで楽々と通過した。

 検査基準は今回から167センチ、67キロ以上に緩和された。だが、宮沢がこの日の朝に計測すると64キロしかなく、付き添いの兄弟子が両国駅近くのコンビニで2リットル入りのペットボトル2本を買った。午前10時の検査開始に合わせ、10分前から飲み始めて1本と少しを胃に入れた。

 これが効いて辛くも通過。中学まで陸上長距離を経験した宮沢は「不安だったけど、受かってよかった。兄弟子に感謝です」と頭を下げていた。

続きを表示

2012年4月27日のニュース