スエマエ、連続五輪確実!イケシオは逆転負けで4強ならず

[ 2012年4月27日 23:57 ]

女子ダブルス準々決勝でプレーする末綱(手前)、前田組

 バドミントンのロンドン五輪出場枠が決まる5月3日付世界ランキングの最後の対象大会となるインド・オープンは27日、ニューデリーで各種目の準々決勝を行い、女子ダブルスで末綱聡子、前田美順組(ルネサス)がインドのペアを2―1で下して28日の準決勝進出を決め、2大会連続の五輪出場を確実にした。

 同種目の日本の出場枠は二つ。末綱、前田組は4強入りしたため、藤井瑞希、垣岩令佳組(ルネサス)に続いて1年間の世界ランクで松尾静香、内藤真実組(パナソニック)を上回った。日本協会は選考基準で出場枠を獲得した選手を五輪代表に決める。

 第2シードの藤井、垣岩組は韓国ペアに2―0で勝ち、高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)は敗退した。

 混合ダブルスで五輪出場を確実にした池田信太郎、潮田玲子組(日本ユニシス)は第3シードの李龍大、河貞恩組(韓国)に1―2で敗れた。佐藤翔治(NTT東日本)松尾組も敗退した。

 ▼末綱聡子の話 五輪は厳しいかなと思っていたので、言葉が出ない。もう一度あの舞台に立てるのがうれしい。五輪までの一日一日を大切にして、自分たちのプレーに磨きをかけたい。

 ▼前田美順の話 正直もう五輪は行けないのかなと思っていた。これから、とにかくけがをしないように気を付けたい。気持ちはそのうち乗ってくる。きついだろうけど、楽しみたい。

 ▼池田信太郎の話 サーブからの展開でいい形に持っていけず、もったいない試合だった。五輪が決まっていつまでも喜んでいたら意味がないので、今はロンドンでどう戦うかしか考えていない。

 ▼潮田玲子の話 サーブが入らなくなって、動きも止まったし、自信もどんどんなくなってしまった。五輪が決まって良かったというのはもう済んで、気持ちはもうロンドンに向かっている。

 ▼藤井瑞希の話 もうちょっと競るかなと思ったけど、自分たちが落ち着いてできた。組み合わせも良かったし、普通に力を出せばここまで結果が残るのは自信になる。

 ▼垣岩令佳の話 相手の状態も悪かったようだし、自分も前日よりはいいプレーができた。いろいろなことにチャレンジできた試合だった。

 ▼松友美佐紀の話 全然駄目だった。ベスト8から先になかなか進めない。もっと練習してレベルアップしたい。

 ▼高橋礼華の話 相手の攻撃に押されて、自分たちのプレーができなかった。もっとコンスタントに勝てるようにしたい。

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