薬物対策へ分科会設置 相撲協会ドーピング防止委

[ 2012年4月27日 17:35 ]

 日本相撲協会のドーピング防止委員会は27日、東京・両国国技館で第1回会合を開き、実際の薬物検査に携わるドーピングコントロール委員会と、違反者の処罰を決めるアンチドーピング裁定委員会の二つの分科会を設けることを決めた。

 ドーピング防止委は鏡山審判部長(元関脇多賀竜)が委員長を務め、日本医科大学千葉北総病院の南和文整形外科部長、国立スポーツ科学センターの小松裕研究員ら専門家が委員に加わっている。詳細な違反規定は作業部会を設置して詰めていく。

 相撲協会では、かつて「アンチ・ドーピング委員会」が薬物問題への対策に当たっていたが、中心メンバーだった大西祥平慶大大学院教授が一昨年3月に死去して活動を休止。ことし1月の理事会で新組織の立ち上げを決めた。

続きを表示

2012年4月27日のニュース