藍 13番まで1つスコア伸ばすも暫定7位に後退

[ 2012年2月18日 06:00 ]

第2ラウンド、2番でギャラリーの声援に応える宮里藍

ホンダLPGA第2日

(2月17日 タイ・パタヤ サイアムCC(6469ヤード、パー72))
 今季初戦で初日首位発進した宮里藍(26=サントリー)は13番まで終え、スコアを1つ伸ばして通算6アンダーとしたが、暫定7位に後退した。14番まで6アンダーで回り、通算10アンダーとしたカリー・ウェブ(37=オーストラリア)が暫定首位。再三の雷雲の接近のためにサスペンデッドとなり、14人がホールアウトできなかった。17日に第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われる。

 ノーブレーキで突き進んだ初日とは打って変わって、宮里は一進一退のプレーが続いた。2番パー4で幸先よくバーディーを奪ったものの6番パー4でボギー。「きのうのことはきのうで終わり。気持ちを切り替えて朝からいいコンディションだった」と言うものの、前日に比べてアイアンに切れを欠き、小技でしのぐ展開が続いた。

 早い時間にスタートした世界ランク1位のヤニ・ツェンヤニ(台湾)が65の好スコアを叩き出し、それ以外にも申ジエ(韓国)やS・ペテルセン(スウェーデン)ら世界ランク上位の強豪選手が次々に追い上げてきた。ライバルたちのチャージが視界のどこかに入っていたかもしれない。

 天候もこの日の宮里に味方しなかった。7番でプレー中に雷による約1時間半の中断が入り、14番で再度中断してサスペンデッドとなった。3日目は酷暑の中で23ホールの長丁場となる。「本音を言えば第2ラウンドは終わりたかった」と漏らしたが、「これからゆっくり休めば問題ない。普段通りの準備をしてまずは5ホールを消化したい」と首位と4打差の暫定7位から巻き返しを狙う。

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2012年2月18日のニュース