錦織はストレート負け「自分のいいところを封じられた」

[ 2012年2月10日 19:50 ]

イボ・カロビッチにリードを許し、厳しい表情の錦織圭

 男子テニスの国別対抗戦、デ杯ワールドグループ(WG)1回戦の日本―クロアチア第1日は10日、兵庫県のブルボンビーンズドームで行われ、27年ぶりのWG復帰を果たした日本は2試合目のシングルスで、世界ランキング20位の錦織圭(フリー)が同43位のイボ・カロビッチに4―6、4―6、3―6のストレートで敗れ、通算1勝1敗となった。シングルス4、ダブルス1の計5試合で先に3勝したチームが準々決勝進出。11日はダブルス1試合を行う。

 208センチの長身カロビッチが放つサーブが、急角度でコートに突き刺さってくる。時速210キロ近いサーブに最後まで対応できないまま、一度もブレークポイントを握れず完敗。錦織は「打点が高く今まで受けたことのないサーブだった。ストロークでリズムがつかめずやりにくかった」と肩を落とした。

 サービスゲームを守り続けるというプランが崩れた。弾まないスライスショットや突然のネットプレーを繰り出す相手に、ストローク戦で勝負したかった錦織のリズムが乱され「ふがいない内容だった」とうなだれた。

 最終日のシングルスは第1試合が出番だ。「ダブルスはどんな結果でも自分に回ってくる。絶対に勝ちたい」と雪辱を誓った。

 ▽錦織圭の話 今まで対戦したことのないタイプで、ストロークでリズムをつかめなかった。自分のいいところを封じられた。ふがいない内容だった。最終日は絶対に勝ちたい。

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2012年2月10日のニュース