稀勢の里 4度目の仕切りにも動じず4連勝

[ 2011年11月17日 06:00 ]

<大相撲九州場所4日目>立ち合いで豊真将(手前)に3度つっかけられても冷静なところをみせる稀勢の里

大相撲九州場所4日目

(11月16日 福岡国際センター)
 大関獲りの稀勢の里は立ち合いで豊真将に3度も突っかけられたが、それに動じることなく4連勝を飾った。4度目の仕切りで立ち合いが成立すると、腰を低く落としながら左を差して一気に寄り切り。昇進の目安となる3場所33勝まで、あと7勝とした。

 相撲内容には「しっかり腰を中に入れられたのが一番」と納得の表情を見せたが、相手が3度突っかけたことには「んー、まあ。冷静に。いつもの通り」と無反応。場所前に急死した師匠の故鳴戸親方(元横綱・隆の里)についての質問に対しても無言を貫いた。

 立ち合いが3度不成立になったことに対し、打ち出し後には豊真将とともに審判部に呼び出され、中村審判部副部長から「お互い合わせるように」と注意を受ける一幕も。稀勢の里は帰り際に「まあ合わなかった」と反省していたものの心の動揺は見られなかった。

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2011年11月17日のニュース