遼くん エルスから予想外の“安全策”の教え

[ 2011年11月17日 06:00 ]

<プレジデンツカップ公式練習>6番、初日ペアを組むE・エレス(右)からアドバイスをもらう石川遼 

 米国選抜と世界選抜の対抗戦「プレジデンツ・カップ」は17日、オーストラリアのロイヤル・メルボルンGCで開幕。日本から唯一参戦した石川遼(20=パナソニック)は16日、メジャー3勝のアーニー・エルス(42=南アフリカ)から初日ペアの指名を受け、コースを初ラウンドした。

 このコースで行われた04年欧州ツアー・ハイネケン・クラシックで60をマークしたエルスは石川に6回しか1Wを握らせなかった。予想外の“安全策”を強いられた石川だが「凄く心強い存在。ゲームプランはアーニーに任せたい」と歓迎した。この日は主将のグレグ・ノーマン(56=オーストラリア)からもコース戦略のアドバイスを受けた。コースはマスターズのオーガスタ・ナショナルGCと同じ、マッケンジー博士の設計で「傾斜が勝手にピンに運んでくれる位置を狙うのが重要だ」など、マスターズ同様の攻めを授けられたという。

 石川組はオープニングカードで米国のババ・ワトソン(33)、ウェブ・シンプソン(26)組と激突する。偉大な2人の教えを生かして優位にチームに勢いを与える。

 ◆プレジデンツ・カップ試合方法 マッチプレーで争われ、第1日は2人で1つのボールを交互に打つフォアサム、第2日は2人のスコアの良い方を採用するフォアボール。第3日の午前にフォアサム、午後にフォアボールを行い、最終日はシングルスで争う。勝ちは1点、引き分けは0・5点で4日間5ラウンドのポイント合計で勝敗を決める。

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2011年11月17日のニュース