日本 ケニアを圧倒4位浮上!五輪に望み

[ 2011年11月17日 06:00 ]

<日本・ケニア>第3セット、ポイントを取り喜ぶ木村(左)と岩坂(右)

バレーボールW杯女子第9日 日本3-0ケニア

(11月16日 東京・代々木第1体育館)
 世界ランク4位の日本は同15位のケニアを3―0のストレートで下し4位に浮上、3位以内に与えられるロンドン五輪出場権獲得に望みをつないだ。17日には5位のドイツと対戦する。18日の最終日には強豪米国との対戦が控えており、負けられない大一番となる。また、イタリアは3位以内が確定、五輪切符獲得第1号となった。

 最下位のケニアを圧倒した。第1セット7―7から岩坂の速攻、竹下のサービスエース、江畑のバックアタックなど8連続得点で一気に突き放した。第1セットを25―11で奪うと、第2セット以降も日本の武器である正確な無回転のフローターサーブでケニアの守備を翻ろうし、ストレートの完勝。世界ランク1位のブラジルをストレートで下してから中2日。大金星を挙げた勢いを最終ラウンドにも持ち込み、わずか57分の“省エネ勝利”で、五輪切符をかけた残りの大事な2戦につなげた。

 両チーム最多の15得点を挙げたエース木村は「しっかりストレートで勝てて良かった。勝つにつれて、今のチームの形ができてきている」とチームの成長に手応えを口にした。過去4戦、腰痛で欠場した狩野が戦線復帰したのも明るい材料となった。

 17日はともに3位以内の可能性を残すドイツとの対戦となる。今季の対戦では3勝1敗と勝ち越すが、真鍋監督は「パワーがあって、やっかいな相手」と警戒する。木村は「苦しい試合になると思うけれど、守備で拾ってたくさんのラリーに持ち込みたい」と身上の粘り強さで活路を見いだす構えだ。

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2011年11月17日のニュース