36年ぶり五輪出場決まらず…日本、韓国に敗れる

[ 2011年10月21日 19:28 ]

<日本・韓国>前半、攻撃をブロックされる小野沢(中央)

 ハンドボールのロンドン五輪女子アジア予選最終日は21日、中国江蘇省の常州で行われ、36年ぶりの五輪出場を目指した日本は韓国との全勝対決に22―27で逆転負けし、同予選では出場権を得られなかった。4勝1敗で2位となった日本は来年5月の世界最終予選(開催地未定)で再挑戦する。

 日本はGK田代(北国銀行)が好セーブを連発し、前半を11―10でリードした。しかし、後半は攻撃が単調になってシュートが決まらず、パスミスから相手の速攻を許した。地力でまさる北京五輪3位の韓国に逆転されると、その後も差を広げられた。

 ▼黄慶泳・日本女子監督の話 前半は自分たちの攻撃ができたが、後半は守りから速攻ができなかった。もっと経験値を上げて、この負けを次につなげていきたい。

 ▼早船愛子の話 黄監督が示した道が間違っていなかったことは証明できた。韓国より自分たちの力が足りないとは思わない。前を向いて進んでいきたい。

 ▼上町史織の話 後半に3~4点差にリードされたところで自分たちらしさを失ってしまった。決められるシュートを決められず、流れに乗れなかった。

 ▼巻加理奈の話 後半に韓国の速攻で得点され、粘れなかったのが痛かった。まだ力が足りなかった。

 ▼田代ひろみの話 前半はいい位置取りでディフェンスができたが、後半は悔しい。今はまだ次に切り替える気持ちの余裕がない。

 ▼東浜裕子の話 悔しい。結果として勝ちにつながらなかったので満足していない。チャンスをつかみたいという一心だったが、最後に心の弱さが出た。

 ▼小野沢香理の話 日本もこれまでやってきたことが実になっているが、韓国は一人一人に大事な場面で強さがあった。

 ▼永田しおりの話 韓国は常にシュートを狙っていて攻めの気持ちが強かった。攻撃は自分の役割のポストでもっと戦えれば違っていた。攻撃が課題と感じた。

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