日本 33年ぶり優勝逃す…3大会連続2位、中国V5

[ 2011年10月12日 20:41 ]

男子団体総合決勝 落下した、鉄棒の演技を終えた内村航平

 体操の世界選手権第6日は12日、東京体育館で8カ国による男子の団体総合決勝を行い、予選首位で内村航平(コナミ)をエースに擁する日本は273・093点で3大会連続の2位に終わり、1978年ストラスブール大会以来33年ぶりの優勝を逃した。

 予選3位の中国が275・161点で大会最多に並ぶ5連覇を達成し、3位に米国が続いた。

 日本は4種目目の跳馬で内村、沖口誠、山室光史(以上コナミ)が16点台の高得点をそろえて首位に立った。だが、5種目を終えて中国に逆転され、最後の鉄棒では田中佑典(順大)と内村が連続して落下した。

 13日は女子の個人総合決勝を行う。

 ▽内村航平の話 自分もミスをした。悔しいが、しょうがない。この日のために練習してきた。まだ試合があるので気持ちを切り替えたい。(金メダルは)来年の五輪でロンドンの地で取りたい。

 ▽田中佑典の話 本番は何があるか分からない。ちょっと悔しいが、2位でもうれしい。

 ▽小林研也の話 あん馬の落下がなければ、鉄棒の演技が変わっていたと思う。自信もあったが、何かがうまくいかなかった。

 ▽田中和仁の話 個人的には鉄棒と平行棒でチームに貢献できて良かった。最善を尽くして調整してきて仕方ない部分もあるが、銀は悔しい。

 ▽沖口誠の話 最低限できたけど、完璧ではなかった。得点が伸びずに残念。全体的に(精度を)上げていって、使ってもらえるように頑張る。

続きを表示

この記事のフォト

2011年10月12日のニュース