森田あゆみ、持ち切らさず初戦突破!伊達は敗退

[ 2011年10月12日 06:00 ]

シングルスで初戦を突破した森田あゆみ

テニスHPジャパン女子オープン第2日

(10月11日 大阪市靱テニスセンター)
 シングルス1回戦でクルム伊達公子(エステティックTBC)は第4シードのペトラ・チェトコフスカ(チェコ)に2―6、6―7のストレートで敗れ、初戦で姿を消した。第6シードの森田あゆみ(キヤノン)と予選から勝ち上がった瀬間詠里花(フリー)はともにストレート勝ちで2回戦へ進出。全米オープン覇者で第1シードのサマンサ・ストーサー(オーストラリア)もフルセットの末に勝ち上がった。

 森田は第1セットの開始から立て続けに4ゲームを先取されたが、慌てなかった。「1ポイントずつ考えながらやっていた」と気持ちを切らさずにプレー。力強いストロークで相手を揺さぶって主導権をたぐり寄せ、ストレート勝ちした。現在は世界ランキング55位。目標とする50位以内でシーズンを終えるには、今大会で一つでも多く勝ち上がりたいところだ。伸び盛りの21歳は「いい状態で自分のテニスをすれば、結果はついてくる」と、言葉に力を込めた。

 ≪伊達「今以上に苦しくなることはない」≫準優勝に輝いた昨年の再現は果たせなかったが、クルム伊達は穏やかな表情だった。世界ランク32位の相手に善戦し「今までは真っ暗だったけど、遠い先に明るい兆しは見えてきたという印象」。8月に左手を負傷して以来、思うに任せなかった体がある程度動いたという手応えが口を滑らかにした。来週発表の世界ランキングでは4大大会の本戦出場の目安となる100位以内から転落する可能性が高い。それでも「今以上に苦しくなることはない」と前向きだった。

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2011年10月12日のニュース