松山Vならず…2回戦で“ぽっちゃり王子”に敗れる

[ 2011年7月8日 06:00 ]

5番、松山はバーディーパットが入ったと思いガッツポーズするもカップに蹴られて悔しがる

日本アマチュアゴルフ選手権第3日

(7月7日 愛知・三好CC=7230ヤード、パー72)
 マッチプレーによる1回戦と2回戦が行われ、日本オープン(10月13日開幕)への出場権が得られるベスト8が出そろった。今年のマスターズで27位に入ってベストアマに輝いた松山英樹(19=東北福祉大2年)は、2回戦で“ぽっちゃり王子”こと古田幸希(19=東北福祉大1年)に1ホールを残して2ダウンで敗れた。8日はマッチプレーの準々決勝と準決勝が行われる。

 降りしきる雨の中で、何度も天を仰いだ。松山はパットが決まらず、マッチプレー2回戦で姿を消した。「ショットも悪く、パットも入らなかった。そりゃ負けますよね」。悔しさを押し殺してサバサバと振り返った。

 1回戦は東北福祉大の先輩・秋本に3アンド2で完勝した。2回戦では今度は同じ大学の後輩・古田と対戦。だが、1アップで迎えた9番で1メートルのバーディーパットを外すと「9番で流れが変わった。やりにくさはなかったが、精神的に疲れました」。最後は1ホール残して2ダウンで力尽きた。08年に続いてベスト8の壁にはね返され、62年の中部銀次郎以来、49年ぶりとなる“予選トップ通過&マッチプレー制覇”はならなかった。

 今月末に出場予定のプロツアー2試合に向け「自分のゴルフができなかったのが悔しい。しっかり調整したい」と気持ちを切り替えていた。

続きを表示

2011年7月8日のニュース