元蒼国来が稽古を再開 ぶつかり稽古も

[ 2011年7月4日 06:00 ]

復帰を支持する1万4000人の署名に感謝する元蒼国来

 八百長問題で、解雇された日本相撲協会に地位保全を求める訴訟を起こした元幕内・蒼国来(27)=本名・恩和図布新(オンワトウフシン)=が3日、愛知県一宮市の荒汐部屋宿舎で稽古を再開した。

 解雇力士が地方場所の宿舎で稽古を行うのは異例で、前日、名古屋入りした元蒼国来は幕下・福轟力らにぶつかり稽古で胸を出した。裁判の準備などで稽古は週に3、4日しかできず、筋肉は少し落ち気味。それでも「これから体をつくっていく」と力士復帰への強い決意を示した。

 部屋関係者によると、支援者は地方都市の市長などにも及び、復帰を支持する約1万4000人の署名も集まっている。元蒼国来は14日に行われる第1回の口頭弁論に出廷することを明かし「弁護士からは春日錦が出廷しなかったら、(裁判は)半年で終わると言われた。裁判は絶対全部出廷する」と話した。

続きを表示

2011年7月4日のニュース