横綱以外で初!魁皇 最多勝利記録更新なら特別表彰も

[ 2011年6月21日 06:00 ]

 大相撲の通算最多勝利記録1045勝まで残り1勝としている大関・魁皇(38=友綱部屋)が名古屋場所(7月10日初日、愛知県体育館)で記録を更新した場合、横綱審議委員会から特別表彰を受ける可能性が高くなった。

 沢村田之助委員(歌舞伎俳優)が20日、「記録を更新すれば場所後の定例会合(7月25日)で検討する。魁皇関の貢献度は相当なもの。表彰しないといけない」と明言。大関が横審から表彰されれば、史上初めてのことになる。

 横審の役割は本来、横綱に関しての案件を相撲協会に進言することだが、沢村委員は「横審は大関に関しても進言する義務がある。横綱に昇進するためには大関で活躍しないといけないですから」と説明。鶴田卓彦委員長も今年1月の会合で「大関以上の日本人で魁皇が一人で頑張っている。表彰したらどうか」と提案していただけに、表彰は現実味を帯びている。

 これまで横審から特別表彰を受けたのは大鵬、北の湖、千代の富士、白鵬の横綱4人だけ。最近では、昨年九州場所で史上2位の63連勝を達成した白鵬に対し「土俵王」と題された像が贈られた。

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2011年6月21日のニュース