元蒼国来が本訴「潔白認めて土俵に復帰させて」

[ 2011年6月18日 06:00 ]

 八百長問題で日本相撲協会を解雇された元幕内・蒼国来の恩和図布新氏(27=中国出身)が17日、協会を相手に幕内力士としての地位確認などを求める本訴を東京地裁に起こした。

 地位確認のほか、月給(130万9000円)、2カ月ごとの褒賞金約24万円、4カ月ごとの補助費約2万5000円を今年5月から判決確定まで支給するよう請求。元蒼国来の代理人は「協会が潔白を認めて土俵に復帰させる英断を速やかに下すよう希望する」と述べた。

 訴状によると、(1)引退勧告は、懲罰規定が定める「相撲競技監察委員会による審理」の要件を欠き違法(2)特別調査委員会が八百長関与の認定根拠とする元春日錦らの供述は信用できない、などと指摘した。

続きを表示

2011年6月18日のニュース