相撲協会が義援金5千万円 2部屋の避難申請は却下

[ 2011年3月17日 16:28 ]

 日本相撲協会は17日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、東日本大震災の被災者に日本赤十字社を通じて5千万円の義援金を送ることを決めた。1995年の阪神大震災と2004年の新潟県中越地震の際の1千万円を超え、相撲協会の義援金では過去最高額。

 理事会では茨城県にある式秀、立浪の2部屋を含む全部屋に対し、遠隔地へ避難しないよう通達することも確認した。放駒理事長(元大関魁傑)は「仮に非常事態が起きたら協会から指示をする」と説明した。

 また、力士らが被災地へ出向くことについて、同理事長は「道さえもままならない時に力士が行ってお役に立てるのか。今すぐにというのは難しい」との見解を示した。

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2011年3月17日のニュース