有終の美 三洋電機 逆転で初優勝

[ 2011年1月30日 16:11 ]

サントリーに逆転勝ちでトップリーグ初優勝を決め、喜ぶ三洋電機の選手たち

 ラグビーのトップリーグは30日、東京・秩父宮ラグビー場でプレーオフ決勝を行い、過去3季連続で準優勝の三洋電機(リーグ2位)がサントリー(同4位)に28―23で逆転勝ちし、悲願の初優勝を果たした。

 三洋は1996年の全国社会人大会決勝でサントリーと引き分けた両チーム優勝があり、社会人での単独優勝は1960年の創部以来初めて。プレーオフ最優秀選手には準決勝、決勝ともトライを挙げた三洋のWTB山田章仁が選ばれた。

 前半に押された三洋は6―11とリードされて折り返したが、後半7分に逆襲からフランカー劉永男のトライ(ゴール)で逆転。さらに2トライなどで突き放した。サントリーは終盤に追い上げたが届かず、3季ぶり2度目の優勝を逃した。

 三洋は4連覇の懸かる日本選手権に、サントリーとともに準決勝(2月19日)から登場する。

 ▽飯島均・三洋電機監督の話 創部してから50年以上かかって、多くの方々のおかげでやっと優勝に手が届いた。興奮している。サントリーにも三洋にも、選手たちにありがとうと言いたい。

 ▽ジョーンズ・サントリー監督の話 私たちの力が足りなかった。だが今シーズンはチーム力が上がり、本当にいいラグビーをやっている。

続きを表示

2011年1月30日のニュース