男子は浅野、女子は佐々木が東北制覇

[ 2010年11月10日 06:00 ]

中学男子を制した浅野(左)と中学女子の部で優勝した佐々木

 スポニチ主催平成22年度全国高校ゴルフ選手権秋季東北大会・東北中学校ゴルフ選手権秋季大会第1日は9日、福島県石川郡石川町の福島石川カントリークラブ(高校男子6886ヤード、高校女子・中学女子6292ヤード、中学男子6835ヤード、いずれもパー72)で行われ、中学男子は浅野匡士郎(宮城・成田2年)が2位に2打差の75で初優勝。同女子は佐々木和奈(秋田・東雲3年)が77で制した。男子は上位5位タイまで、女子は上位3位タイまでが全国大会(来年3月29~30日、滋賀・瀬田ゴルフコース)の出場権を獲得した。また、高校男子は陳子豪(宮城・東北2年)が、同女子は岸部桃子(福島・富岡2年)がともに初日単独首位に立った。

 <中学男子 浅野1年で大きく飛躍>浅野は初優勝にもクールな表情を崩すことなく「大会で優勝するのは今季初なのでよかった」と感想を口にした。前半は39とスコアを崩したが、後半は好調だったアプローチで確実にグリーンをとらえて36にまとめた。昨年は18位だったが、1年を経て大きく飛躍。それでも「自分のゴルフはまだまだ。全国には強い人がたくさんいるので、しっかり練習を積んでベストを尽くせる状態にしたい」と、大舞台に向け気合を入れ直していた。

 <中学女子 佐々木「うまくいく自信があった」>途中から冷たい雨が降り、風も強まる悪コンディションだったが、佐々木は「秋田県は天候が悪いことが多いので、慣れている分ラッキーだと思った。優勝できて本当にうれしい」と東北女王のタイトル獲得に大喜び。いつもは大会になると緊張してしまうというが、この日は「ここに向けて凄くたくさん練習してきたので、うまくいく自信があった」と、猛練習の中で“強心臓”を身につけた。「全国大会は凄く楽しみ。スコアや順位にとらわれずに思い切りやってきたい」と力強かった。

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2010年11月10日のニュース