高い壁越えられず…日本、準決勝に課題

[ 2010年11月10日 21:39 ]

日本―ロシア 第1セット、スパイクを決める山口

 【バレーボール女子世界選手権・日本1―3ロシア】準決勝進出を決めているとはいえ、真鍋監督が掲げる「3位以内」を目標にする日本にとってロシアは倒さなくてはならない相手だった。しかし、世界屈指の高さという壁を越えることはできなかった。

 平均身長では出場24チーム最高の188センチのロシアに対し、日本は最も低い174センチ。体格差を埋めるために身につけてきた移動攻撃などでうまく相手のブロックをかわし、マークの薄くなったサイドの木村の攻撃につなげることはできた。
 だが、真鍋監督が「絶対的エースがいる」と警戒した202センチのエース、ガモワの叩きつけるようなスパイクを止めることができない。さらに要所でサービスエースを決められるなど連続失点も響いた。
 モントリオール五輪金メダリストの荒木田裕子女子強化委員長は「先手を取れるか。そうすれば相手にミスも出てくる」と話していた。サーブで相手を崩して終始優位を保った第3セットのような展開を試合開始からできるかが、世界ランキング1位のブラジルと当たる準決勝のカギとなる。

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2010年11月10日のニュース