逆転女王苦しい藍「悪くないのにスコアにならない ストレスたまる」

[ 2010年11月5日 17:25 ]

第1日、2番でティーショットを放つイーブンパーで40位と出遅れた宮里藍

 【ミズノ・クラシック第1日】逆転での米ツアー賞金女王にわずかな望みをつなぐ宮里藍には、苦しいスタートとなった。1番(パー5)で残り32ヤードの第3打を直接沈めるイーグルと、これ以上ない出だしを切った。だが、その後が続かない。

 5、7番のバーディーチャンスは「思った以上に切れた」とラインの読みが合わず逸機。後半に2ボギーを出し、首位とは7打の大差がついた。
 賞金ランクでは、首位の崔羅連に約34万ドルの差をつけられた6位。この試合の結果次第では、2試合を残しながら逆転女王の可能性が消滅することもある。開幕前から最大の目標に掲げ、現在小差の2位につける年間最優秀選手争いでも、トップの曽ガニ(台湾)に3打のリードを許した。
 「ショット、パットとも悪くないのに、スコアにならない。だからストレスがたまる」と、表情からはいつもの“藍ちゃんスマイル”も消えた。
 前日「この終盤の戦いが5年後の自分にプラスになれば…」と語った口調には厳しい現実への認識ものぞく。開幕2連勝を含めた5勝と大活躍したシーズンに、タイトルのおまけはつかないのだろうか。

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2010年11月5日のニュース