完敗の日本「アウェーの中で自分を盛り上げるのに慣れていない」

[ 2010年9月26日 15:10 ]

 【世界バレー】積み上げてきた自信が、音を立てて崩れていくようだった。日本は第1セットこそ5点差の健闘を見せたが、続く2セットは9点差、そして11点差と引き離された。

 若き二枚看板が明暗を分けた。清水は豪快なスパイクを決め、サーブもさえた。一方の福沢はリズムに乗れず、ミスが続いた。片車輪では、世界屈指の強豪を破る勢いはなかった。
 福沢の不調は、植田監督にとって大きな誤算だったようだ。「サーブで福沢を狙われて守備が崩れ、そこからのコンビネーションなど自分たちの攻撃ができなかった。福沢は(セッターの)阿部とのコンビネーションにも問題があり、修正がきかなかった」
 昨年日本で開催されたワールドグランドチャンピオンズカップでは、主要国際大会で32年ぶりとなるメダルを獲得した。海を越えての大舞台は成長ぶりを見せる試金石だったが、出ばなをくじかれた。山村主将は「アウェーの中で自分を盛り上げるのに慣れていない。日本のバレーをさせてもらえなかった」と力不足を認めた。(共同)

続きを表示

2010年9月26日のニュース