早大・辻新監督 3年連続完封に安ど

[ 2010年9月26日 06:00 ]

 関東大学ラグビーは25日、八王子市上柚木公園陸上競技場などで3試合を行い、対抗戦グループで2連覇を狙う早大が成蹊大と対戦し、WTB中つる隆彰(2年)の4トライを含む14トライで88―0と圧勝した。日体大に41―12で快勝した慶大とともに2連勝。リーグ戦グループでは4連覇を狙う東海大が中大を相手にFB豊島翔平(4年)の4トライなど13トライを奪って79―7と大勝し、こちらも2連勝とした。

 早大は08年(60―0)と09年(106―0)に続き3年連続で成蹊大に完封勝ちした辻新監督は「よかった。選手はシンプルに前に出ていた」と笑みを浮かべた。前半2分にSO山中副将が先制トライを奪うとグラウンドを大きく使う展開ラグビーで14トライを奪取。4トライの中??ら俊足ぞろいのBK陣は破壊力抜群。指揮官は「ボールを持つとワクワクする選手が多いのは楽しいですね」と得意顔だった。

 <慶大 デビュー戦で児玉が2T>1年生WTB児玉健太郎が2トライで公式戦デビューを飾った。後半14分からの途中出場で25、39分に左ライン際突破からトライを奪い、35分には40メートルの快走から同じ1年生FB宮川のトライを演出。1メートル82の大柄ながら素早い身のこなしと50メートル走6秒0の快足を存分に発揮した。試合前に小倉高と慶大の先輩WTB山田(三洋電機)から「小さくまとまるな」と激励されたルーキーは「WTBはトライを取ってなんぼ」と頼もしかった。

続きを表示

2010年9月26日のニュース