遼くん　ポイントは初日「２週間前よりいい状態」

プロアマ戦に出場し、笑顔でラウンドする石川遼

　男子ゴルフのＶａｎａＨ杯ＫＢＣオーガスタは２６日、福岡県の芥屋ＧＣ（７１４６ヤード、パー７２）で開幕し、２年連続賞金王を狙う石川遼が４週ぶりに国内ツアーに復帰する。８月中旬の全米プロ選手権で予選落ちした後の再スタートの場となる。

　先週の関西オープンは欠場。走り込みなどで鍛錬し、今週から球を使う練習を再開した。２５日はプロアマ戦に出場し「（米国にいた）２週間前よりいい状態で打てた」と手応えを口にした。
　賞金ランキングは７位。逆転賞金王へ向け、現在重視しているのはドライバーの平均飛距離と１ラウンドあたりのバーディー以上のホール数を示すバーディー率だという。平均飛距離は２９２・０８ヤードで５位、バーディー率は３・８７で３位。「バーディー率が上がればいいプレーができる」と表情を引き締めた。
　今季は４～５月の中日クラウンズで逆転優勝しているが、第１ラウンドから好位置につけることが少ない。本人もその点が不満そうで「初日から上位に絡み、最終日までいくことがまだ一度もない。（今は）それが一番したいこと」と自身の爆発を期待していた。