1~6月の新車販売、5年ぶりに増加

[ 2010年7月1日 18:23 ]

 日本自動車販売協会連合会(自販連)が1日発表した1~6月の国内新車販売台数(軽自動車を除く)は、前年同期比32・0%増の172万691台と、上半期としては5年ぶりに増加した。金融危機の影響で前年の販売が大きく落ち込んだ反動もあり、増加率は比較可能な統計のある1969年以来で最大だった。

 ただ金融危機前の08年1~6月の水準(177万1627台)を依然下回っている。販売増に貢献したエコカー補助金が9月末に終了するため、自販連は「10月以降は需要の減退が起こる」と、先行きを懸念している。
 ブランド別では三菱自動車が49・8%増の3万8086台と高い伸びを示した。トヨタ自動車のトヨタブランドは42・9%増の83万3838台で、レクサスブランドは約2・1倍の1万9161台だった。
 全国軽自動車協会連合会が1日発表した今年1~6月の軽自動車の新車販売台数も6・0%増の93万6137台で上半期では4年ぶりに増加。ただ、08年1~6月(101万4541台)の水準には達していない。
 軽自動車を含む6月の新車販売台数は17・4%増の44万8831台と、金融危機前の08年6月(44万6989台)をわずかに上回った。

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2010年7月1日のニュース