高木は引っ張りだこ…「これから始まるんだなあ」

[ 2010年1月19日 06:00 ]

<オリンピック冬季競技大会日本代表選手団結団式・壮行会>壮行会の時、握手を交わす高木美帆(左)と浅田真央

 スーパー中学生、スピードスケート女子の高木美帆(15=北海道・札内中3年)は壮行会で引っ張りだこだった。乾杯のあいさつをした鳩山由紀夫首相とは記念撮影。

 激励ライブを行った人気デュオ「CHEMISTRY」とは記念撮影後に握手も交わし「震えてます」と緊張しながらも大喜びだった。そして、札内中サッカー部では男子に交じってFWのレギュラーで活躍し全国の有望女子選手を集めた合宿にも参加したことがあるだけに、国際オリンピック委員会委員で日本サッカー協会元会長の岡野俊一郎氏が猛烈アプローチ。なでしこジャパンの背番号「10」のユニホームを贈られた。
 フィギュア女子の浅田とも初対面。高木は「いつもテレビで見ていた方なので感動しました。凄くかわいい方だなと思いました」と言って照れ笑いを浮かべた。
 五輪の目標については「すべての種目で自己ベストを出したい」と宣言した。スピードスケートでは自己ベストを高速リンク以外で狙う選手はいない。急激な進歩を続ける高木だからこそ設定できる目標だ。
 初の公式行事に参加し、五輪出場を実感したのか。高木は「人がいっぱいいて緊張しました。これから始まるんだなあと思いました」と気持ちを新たにしていた。

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2010年1月19日のニュース