佐賀工VS茗渓学園 3大会連続の対戦で劇的決着

[ 2009年12月30日 18:21 ]

 【佐賀工8-5茗渓学園】佐賀工は前回、前々回と茗渓学園と顔を合わせていた。結果はともに引き分けながら、いずれも佐賀工が抽選で駒を進めた。3大会連続の対戦で、ようやく決着をつけた形になった枝吉監督は「先輩たちの思いが詰まっていたのかな」と感無量の様子だった。

 試合はロースコアゲームに。5―5の後半19分に、SO碓井が勝ち越しPGを決めた。キックを買われて起用されている1年生は「自信があったから狙った。ことしこそ決着をつけようと思っていた」と胸を張った。

 3点をリードした試合終了間際だった。佐賀工は反則の繰り返しで、2人がシンビン(一時退場)に。押し込まれたが、ぎりぎりのところで、気迫にあふれたタックルを連発してしのいだ。茗渓学園は同点PGを狙わずに、あくまでも勝ち越しトライを狙って散った。茗渓学園の宮島主将は「最後は攻められたので悔いはない」と一切の言い訳をしなかった。

 3大会に及んだライバル対決は劇的な結末に。枝吉監督は「茗渓さんの思いを継いで次のゲームに臨みたい」と表情を引き締めた。

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2009年12月30日のニュース