SP新プログラム 評価は浅田よりキム・ヨナが上

[ 2009年10月17日 18:42 ]

 フィギュアスケートのフランス杯の女子ショートプログラム(SP)で、浅田真央(中京大)とキム・ヨナ(韓国)が、ともにバンクーバー冬季五輪用の新プログラムを披露した。振り付けや曲の解釈などに対するジャッジの評価は、キム・ヨナに軍配が上がった。

 表現力を示す得点で、キム・ヨナは「振り付け」が8・10点で「曲の解釈」は8・15点と高評価だったが、浅田は7・35点と7・25点で、差をつけられた。浅田は昨季のフリーで使ったハチャトリアンの「仮面舞踏会」の音楽を使った。映画「007」のテーマ曲で、昨季とはひと味違うセクシーなボンドガールを演じたキム・ヨナが、新鮮味で勝った印象だ。
 浅田は「昨季と全然違う気持ちで滑っている」と強調した。ただ、今季のエキシビションで滑っているプログラムもSPの演技構成を意識したような内容で、こちらを試合用にと推す声があるのも事実だ。
 浅田はロシア杯に2週連続で出場する。次はジャンプを完ぺきに成功させた上で、あらためて新SPの評価を受けたいところだろう。(共同)

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2009年10月17日のニュース