朝青龍全勝、白鵬1敗守る/大相撲秋場所

[ 2009年9月23日 20:00 ]

朝青龍が上手投げで日馬富士を下す

 大相撲秋場所11日目は23日、両国国技館で行われ横綱朝青龍が大関日馬富士を上手投げで退け、11連勝で単独トップを守った。横綱白鵬は大関魁皇を寄り切り、10勝1敗とした。日馬富士と魁皇はともに4敗目。大関琴欧洲は小結把瑠都との2敗対決に敗れ、優勝争いから後退。前日負け越した大関千代大海が休場し、対戦相手だった大関琴光喜が不戦勝で2敗を守った。全勝の朝青龍を1敗で白鵬が追い、2敗で琴光喜と把瑠都が続く。十両は玉鷲が2敗で単独トップに立った。

 無敗で単独トップを守った朝青龍。終盤戦に入り、優勝争いへの手応えを問われても「考えない。一日一番、集中しているから」と平静を装った。
 日馬富士を右四つで組み止めると最後は豪快な左上手投げ。「離れて取るとスピードもあるしね。脚も手も長いし、しぶといから。四つになれば何とかなるだろうと思っていた」と冷静だった。
 相撲では強さを取り戻しているが、土俵の外ではリラックスした一面も。吉田茂首相らの側近として活躍した実業家、白洲次郎のテレビドラマを見ているそうで「あれはいいね。すごい人だな」と感心していた。

続きを表示

2009年9月23日のニュース