ビバ美馬!桜井 06年神野以来の3冠達成

[ 2009年9月7日 06:00 ]

 スピードスケート・ショートトラックの全日本距離別選手権最終日は山梨・小瀬スポーツ公園アイスアリーナで行われ、バンクーバー五輪代表の第1次選考会を兼ねて行われ、女子1000メートルで桜井美馬=さくらい・びば=(20=早大)が1分33秒102で初優勝。500、1500メートルと合わせて3冠を達成した。男子1000メートルは高御堂雄三(21=トヨタ自動車)が1分27秒184で制し、5大会連続の五輪出場を狙う寺尾悟(34=同)は転倒して5位に終わった。

 馬好きの祖父に「美馬」と名付けられた日本女子のエース桜井が、06年の神野由佳以来となる3冠に輝いた。準々決勝はゴール直前に足を突き出してぎりぎりの2位通過。準決勝は3位フィニッシュも2位の選手が失格となり、進出した決勝では残り1周で巧みにインを突いた。小1時に神野の父・由則さんにスカウトされて競技を始めただけに「同じ3冠をできてうれしい」。代表に決まったW杯では第3、4戦に五輪の国別出場枠がかかるが「これからがスタート。世界と戦えるだけの技術と体力を身につけたい」と話した。

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2009年9月7日のニュース