北京五輪金メダリストも…再検査で7件の陽性反応

[ 2009年4月29日 09:15 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)は28日、昨夏の北京五輪のドーピング検査で採取した検体を再検査した結果、6選手から7件の陽性反応があったと発表した。禁止薬物はいずれも五輪後に検出方法が見つかった新型のエリスロポエチン(EPO)だった。

 IOCは当該の国内オリンピック委員会(NOC)を通じて各選手に通達し、正規の聴聞会などを経て違反が確定するまで個人名は公表しない方針だが、AP通信は陸上の男子金メダリストと自転車のイタリア人男子銀メダリストが含まれていると報じた。
 持久力を高める効果がある新型EPOは、パリの研究機関が検出方法を開発し、自転車レースのツール・ド・フランスで違反者を摘発した。IOCは同じく五輪後に検出が可能になったインスリンとともに、陸上、水泳、自転車、ボートを中心に計948検体を再検査したという。(共同)

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2009年4月29日のニュース