JOC最高ランク協賛社 キリン契約更新せず

[ 2009年2月16日 21:08 ]

 日本オリンピック委員会(JOC)の最高ランク協賛社として2008年まで4年間で3億円のオフィシャルパートナー契約を結んでいたキリンビールが、09年以降の契約を更新しないことが16日、分かった。同社は19年間にわたってJOC協賛社として支援を続けてきた。

 キリンビバレッジとともに07年4月からの8年間で推定総額120億円で契約を結んでいる日本サッカー協会のオフィシャルスポンサー活動に専念することになる。
 09~12年の新しいJOCマーケティングプログラムでは、最高ランクの協賛社は4年間で6億円の契約を結ぶことになる。AIU保険などは金融危機の影響を理由に契約しない方針を示しているが、キリンビール広報部は「区切りということでJOCと契約満了になった。今まで支援させていただいて宣伝効果という役割は果たせた」と説明した。
 キリンビールは1978年から日本サッカー協会を支援し、90年からはJOCが展開した「がんばれ!ニッポン!」五輪キャンペーンの協賛企業に加わった。98年長野冬季五輪も公式協賛企業で最高位のゴールドスポンサーとして支援し、99年からはJOCのオフィシャルパートナーとして契約を更新していた。

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2009年2月16日のニュース