遼くんの先輩・薗田が男子トップ!

[ 2008年7月18日 06:00 ]

2日目を終え、アンダーパーでラウンドした(左から)岡部、薗田、小林が笑顔を見せる

 第33回富士ゼロックス日米大学ゴルフ選手権(スポニチ主催)第2日は17日、埼玉県狭山市の東京ゴルフ倶楽部(男子6946ヤード、パー71、女子6410ヤード、パー74)でシングルスの男女12試合が行われ、薗田峻輔(明大1年)が4バーディー、ノーボギーで男子トップの67で回り、A・パットナム(ペパーダイン大1年)に5打差をつけて快勝した。日本は5勝2分け5敗で通算17ポイントとし、19ポイントの米国と2差をキープ。通算4アンダーの薗田は個人戦でも宇佐美祐樹(日大2年)らと首位に並び、団体戦との2冠を狙う。18日の最終日はシングルス12試合が行われる。

 期待の1年生・薗田が、プロゴルファーの兄を持つ米国のパットナムに圧勝した。波に乗ったのは3番パー5。第2打をグリーン手前、残り20ヤードの花道に落とすと、そこからアプローチを寄せてバーディー。同じくパー5の5番は残り110ヤードの第3打を3メートルにつけ、ここでもバーディーを奪った。後半もスコアを2つ伸ばして4アンダー。男子ではただ1人の60台で、日本チームに2ポイントをもたらした。

 「バンカーを克服したのが良かった。心配していたところで、パーが取れて気分的にいい状態になった」。悪夢が脳裏から消えなかった。第1日の16番でバンカーにつかまり、そこから“ホームラン”。別のバンカーに打ち込み、まさかのトリプルボギーを叩いた。この日も10番などでバンカーにつかまったが、きっちりとパーをセーブして“恐怖症”を克服。あとは本来の力を発揮するだけだった。

 東京・杉並学院高では石川遼の2学年先輩で、ひと足早くプロになった石川も一目置く実力派。日本チームの松本団長ら首脳陣からも「勝ってもらわないと困る」とポイントを計算されている。期待通りにダブルス、シングルスと連勝。個人戦でも通算4アンダー、138でトップに並んだ。「目の前の敵を倒すことにベストを尽くす。勝ちを目指して最後もやりたい」。日本の逆転優勝、そして個人戦優勝へ、最終日のシングルスも勝利で締めくくる。

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2008年7月18日のニュース