ノーマン快進撃!往時思わせる気迫と豪快さ

[ 2008年7月18日 21:29 ]

 53歳の快進撃が止まらない。ゴルフの全英オープン2日目、ノーマンが前日に続いてイーブンパーで回り、優勝争いの最前線にとどまった。

 「以前と同じように、一打一打にかける」。往時を思わせる「ホワイト・シャーク」の気迫と豪快なスイングに大歓声が上がった。1番でいきなりバーディーを奪い、リーダーボードの1番上に躍り出る。6番でダブルボギーをたたいたが、すかさず7、8番と連続バーディーで取り返した。
 その勢いは終盤も止まらなかった。17番は左右のラフにバンカーと、トラブルショットの連続となったが「集中を切らさないよう心がけた」。ボギーで切り抜けると、最終18番でも観衆を沸かせた。約20メートルのバーディーパットが大きくオーバーしたものの、カラーから返しの5メートルを力強くねじ込む。「グレートなパットだった」。見つめるギャラリーの歓声はどよめきに変わった。
 誰もが苦しむリンクスの強風をものともせず、3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70をマークした。圧倒的な存在感を漂わせ、大きな拍手に送り出されながらラウンドを終えると、再婚したばかりの元テニスの名選手クリス・エバートさんと熱く抱擁。みなぎる若さがさらに期待を膨らませた。(共同)

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2008年7月18日のニュース