新妻応援も実らず…谷原 初日6オーバー

[ 2008年7月18日 06:00 ]

全英OP第1日、2番ラフから第3打を放つ谷原

 男子ゴルフのメジャー第3戦、第137回全英オープン選手権は17日、英サウスポートのロイヤルバークデールゴルフクラブ(7173ヤード、パー70)で開幕した。結婚後初戦の谷原秀人(29=フリー)は優勝候補のフィル・ミケルソン(38=米国)、ポール・ケーシー(30=英国)と同組で回り、前半は2ダブルボギー、2ボギーの40。後半は2バーディー、2ボギーと持ち直したものの、6オーバーの76でホールアウトした。谷口徹(40=フリー)は背筋痛のため棄権した。

 新妻の応援を受けてスタートした谷原の気合が空回りした。「朝の雨風はききます。非常にきつかった」と振り返ったように、前半は強風、豪雨の悪条件に苦しんだ。1番パー4では風に負けない低い球を打つため今大会用に導入した2Iのティーショットがバンカーにつかまり、ダブルボギー。6番でもダブルボギーを叩き前半で6オーバー。雨がやんだ後半は11番のチップインバーディーなどで持ち直しただけに前半が悔やまれた。

 だが、今大会にかける思いは強い。8日に絢香夫人(26)と結婚したばかり。同行してくれた新妻は日本から納豆などの食材以外に炊飯器も持参。うな重や尾道ラーメンなどバラエティー豊かなメニューを食卓に並べ、キャディーバッグにはおにぎりをしのばせるなど、懸命にサポートしてくれている。「頑張って作ってくれるし、何でもおいしい」とのろけた谷原も、「後半粘れたので明日につながるゴルフはできた」と2日目以降の巻き返しに意欲十分。全英に初出場し、初日68位と出遅れながら最後は5位に食い込んだ06年の再現を狙う。

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2008年7月18日のニュース